♪ 町屋物語館(旧川本家住宅) ♪ [奈良]
前記事の続きです
さて、K COFFEE さんのオーナーに教えてもらった場所へと向かいます
すぐ近くでした(良かった迷わずに到着)
「町屋物語館」(旧川本家住宅)
平成26年10月7日に「登録有形文化財」
大正11年に納屋と蔵が、大正13年に本館と座敷棟が建てられました
この当時では珍しい木造三階建てで、遊郭として一世を風靡しますが
昭和33年に廃業しております
その後、下宿となり客間は貸間として利用されました
堅固な構造の下、良好な保存状態で現在に至っており
質実で洗練された佇まいは今も尚、当時の上流花街の繁栄を偲ばせていると
常駐されているガイドさんの説明を受け、中を拝見させていただきました
へぇ~これが遊郭の中なんや~と、2階に上がります
内部には意匠を凝らした欄干や上質な数寄屋造りの小部屋など
特殊な建築技法を各所に取り入れ、遊郭ならではの造形美を創出しています
狭い小部屋が並んでいます
割と明るくて、風通しがよくって
イメージしていたジメッとした湿っぽさはありません
特徴的な格子が各階で異なる造りになっています
ここから、外を眺めながら何を思っていたのかしらん?
ここが帳場、小さく開いたところからお金を支払っていたのかな
中庭です
娼妓が使っていた小物入れ
その当時の名前が書かれた紙が残っている
あまりにも普通の名前っていうかありふれた名前だった
外から格子を撮ってみました
外から顔は見えないんだ・・・
全国的に「負の歴史」の象徴である遊郭建築は
家主がいなくなると取り壊されてしまうことが多い
そんな中、買い取ったうえに多額の耐震工事まで行い
一般公開(無料)をした大和郡山
あっぱれ!